外国人労働者のトラブルについて語られる際、言語の壁や文化の違いというのをあげられることがあります。

例えば日本語も通じないし、日本の常識が通じないから、彼らは退勤時間になると他の社員はまだ仕事をしているのに、すぐに帰ってしまうといった具合にです。しかし労働基準法では残業は1日8時間、週に40時間以上を超えていれば残業代が発生すると書いてありますし、残業は忖度で行うものではなく上司をはじめとする現場の監督者が従業員に命じて行わせるものであるはずです。もし労働基準法に乗っ取った社内規定の中で、残業を指示し、その分の残業代を支払っているにもかかわらず、勤務態度が著しく悪く、注意をしても改善が見られないのが外国人労働者に多くみられるのであれば「外国人労働者との間にはトラブルが発生しやすい」と議論されるのではないかと考えます。

つまり外国人労働者とのトラブルを議論する際、個々の職場の環境は法律を遵守されたものであるという前提で議論する必要があると考えますし、外国から来た労働者とのトラブルについて考える際、日本の労働環境ひいては仕事を巡る常識は使役される側にとって果たして真っ当かどうかという話にもつながってきます。

法律を無視して社員社員やアルバイトを「給料をあげているんだから」「仕事なのだから」と理不尽に働かせている職場のことをブラック企業、ブラックバイトと言われますが、このような職場が日本には多くみられます。外国から働きに来た人は言語だけでなく、日本の法律のことまで把握してきているとは限りません。受け入れる側がまずは法律が遵守された職場環境である必要があります。

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